オープンソースのRetroactiveでApertureとiTunesをmacOS Catalinaにインストールする
- 1.Retroactiveのダウンロード&インストール
- 2.Retroactiveの起動と起動時の注意点
- 3.復元するアプリケーションを選ぶ
- 4.iTunesのバージョン選択とダウンロード&インストール
- 5.選択したアプリケーションに変更が加わる (Retroactive)
1.Retroactiveのダウンロード&インストール
https://github.com/cormiertyshawn895/Retroactive/releases/download/1.8/Retroactive.1.8.zip
リリースノート
https://github.com/cormiertyshawn895/Retroactive/releases
2.Retroactiveの起動と起動時の注意点
通常の操作(ダブルクリック)でアプリケーションを開こうとするとこのようなポップアップが出てきます。「Retroactiveは開発元が不明のアプリケーションであるため開くことができません」と言われます。開発者さん曰く、安心してください、知ってますよ、とのことです(笑)。
それではどうやって開くのかと言いますととても簡単です。
Retroactiveの本名が「Retroactive (right click to open)」というように親切なネーミングで、その通りに従えばよいだけです。右クリックは「control+クリック」または二本指でクリックなど「システム環境設定」>「トラックパッド」で副ボタンのクリック操作を変更しましょう。
Retroactiveを起動するとこのような画面になります。
3.復元するアプリケーションを選ぶ
次に復元して実際に使ってみたいアプリケーションを選択します。
ここでiTunes以外はお使いのコンピューター上に選択したアプリケーションがあることが前提条件になります。詳しくはこの記事を参照ください。
今回はApertureとiTunesを選択して操作していきます。他のアプリケーションを選んでも作業順序は変わりませんのでご安心ください。
もちろん他のアプリケーションをお持ちなら問題ありませんが、今ではApp Storeにも無くパッケージを購入するしかないと思われます。MojaveかHigh Sierraの環境ではiWork'09も使えます。どうしても使いたい方は中古品などを購入しましょう。
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4.iTunesのバージョン選択とダウンロード&インストール
RetroactiveがiTunesのバージョンを選択させてくれます。以下にそれぞれのバージョンの詳細を載せますが、イマイチどれを選んでいいのかわからない場合はそのまま「Continue」ボタンをクリックして進めましょう。バージョンは12.9.5になります。
- iTunes 12.9.5はダークモードとDJアプリを備えています。
- iTunes 12.6.5は着信音とiTunes Uを備えています。
- iTunes 11.4はクラシックな見た目を備えています。
- iTunes 10.7は3次元グラフィカルユーザインターフェイスを備えています。
次にインストールとアプリケーションの一部の内容を変更するためパスワードが必要となります。「Authenticate」というボタンをクリックしましょう。扱うアプリケーションの認証のためです。パスワードはログイン時のパスワードです。
もちろんのことですがパスワードは大切に保管し、他者に知られないようにしてください。ソースコードを読むと認証されていることがわかります。
5.選択したアプリケーションに変更が加わる (Retroactive)
RetroactiveがApertureとiTunesの内容を一部書き換えてインストールするまで約2分ほどかかります。
iTunesを選んだ方は以下の工程を経なければならないのでApertureよりも長い時間がかかる可能性があります。選択したバージョンによっては10分から1時間かかることも。
- 作業工程においてコンピューター内部のファンが駆動する。
- Retroactiveが再度パスワードを要求した場合はもう一度入力する。
- バージョン12.9.5を選んでインストールできなかった場合は12.6.5を選びなおす。
iTunesのインストールが終わると、RetroactiveがiOSデバイスとの同期を行うかどうかを尋ねてきます。「システム環境設定」>「フルディスクアクセス」でRetroactiveとApple Configurator 2のチェックマークにチェックを入れておきます。そしてRetroactiveの画面に表示される内容に従っていきましょう。
「Congratulations! You can use Aperture now.」と言っています。よかったですね〜。
次の記事ではインストールしたそれぞれのアプリケーションを実際に使っていくときに出くわす不具合についてと、今記事では詳しく書かなかったApple Configurator 2を使ったiOSとの同期について書いていきます。