へライフ by my side
今週のお題「自慢の一着」
ずばりメンヘラの送る生活のことをメンヘラライフ、略してへライフと名付けた。
(決してバカにしているつもりはない、彼らの生き様には何か心を動かされるものが少なからずある、言葉にする価値がある)
へライフの根幹には「打ちのめされた」感覚があるのではないか、ビートニクだ。
それでいてグズグズと立ち直れないのに立ち上がろうとする精神、メンヘラだ。
キラキラした美化された過去、暗雲立ち込める心配性の未来、現在を割り切るための自傷行為……。
へライフ必須アイテムその一。
セット買いなどはオススメであろう。
次に肝腎なところの自傷行為とも捉えられるモノ。
これもセット買いがオススメだろうが、ここで注意点がひとつ。
大量の去痰沈静薬を購入しつづけていたBさん(仮名)はアマゾン公式メールから注意勧告を受け、その後ブロン錠の購入に制限がかかったという。
そのため、入手先はバラしておいたほうが吉だろう。
またこれらも大いに流用されている。
これらに期待する効果は幻覚作用である。
なんとへライフの美学的関心に満ちたことか、と思わされる。
彼らはその苦しみをケシの花で咲かせようと試みている。
彼らの苦悩からの逃避行動を「薬物中毒者だ」と非難するのは誤りだ。
底知れぬ体力で立ち向かう青春のひとつの形であり、それが底をついた後になってから「そんなに辛かったなんて……」などというのは現代の悲劇を体現し始めている。
自慢の一着は傷つけられた腕を見せられないという理由で、着られない青年期を迎える子どもたちのどれだけ多いことか、SNSの裏アカウントの数より多くあるんだ。見過ごしてはいけない。