別珍の帳が落ちる
吹きっさらしの中、パラパラと勝手にページがめくられていく
潮風だと顔を上げた時には埃っぽい小路を過ぎてしまっている
そのまんま雑踏の中に引き戻される三文小説以下のデタラメっぷりを話そうにも毛皮のヴィーナスもいやしない
サルパラダイスに憧れるわけでもなく、ディーンになったつもりもないがアレはお前だと指差しされても違うと言えば正気じゃないとキテるもんだ
表通りはそんな感じなわけだからあんまり選べる道はない
荒れた道だからこそ踏み外すわけないもんだとわかっている
その先からは全てが上手くいく気がしないままで答えだとしてもそれもまたそれで何もわかりはしないものだ
映画ではないがディックの高い塔の男がアマゾンでなんと映像化されている
ブレードランナーやらスキャナーダークリーと評価は間違いなく最高か最低のどちらかで個人的にはスキャナーダークリーの最低っぷりは高評価してます
相変わらずなディストピア小説で日本とナチスが勝利した場合のお話でこれまた設定の時点でブッ飛んでいる
冗談はこれくらいで現実を振り返るのもいいと思います